タダならぬ雰囲気

スーパーはすぐ隣にあるが食材の買い出しは必ず午前中に行き午後や夜には行かない。たまたま急用があり仕方なく夜にスーパーに行かざるおえなくなった。夜は総菜や魚肉類が半額になるとかあるのでついでに見に行くことにした。総合スーパーなので総菜コーナーもかなり広い。いつも行く午前の時間帯は総菜コーナーにはお年寄りが群がっていて繁盛しているが、夜にも関わらず結構混雑しているのには驚いた。ただ客層が全然違い男女問わず若者から中年層。グルグル回ってみたが総菜は沢山残っていても割引総菜とかはない。まだ安売りの時間になっていないようだった。なんとなく総菜コーナーをグルっと見渡すと何か異様な雰囲気が漂っている事に気付いた。沢山いるお客は何かを買う様子もなくスマホをいじっていたりただウロウロしているだけ。やっとその時ここにいる沢山の人たちは安売りのシールが貼られるのを待っているんだということが分かった。改めて一人一人チラッと見ると割引総菜ゲットに手慣れた百戦錬磨のような強者のオーラを出している。恐らく買い物籠を持っていないのも動きやすさを考えての事だろう。僕のようにちんたらカートを引いているのは問題外。これは絶対勝てないと悟った小心者の僕は早々に半額総菜を諦めて泣く泣くスーパーを後にした。やっぱり夜のスーパーは危ない。